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第4回 お題「針」

2021.02.10
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「ステッチイデー」の人気連載「ステッチ&トーク」。
刺しゅう作家の西須久子さんと新井なつこさんがひとつのテーマを元にそれぞれ作品を作り、おしゃべりするページです。
対談の本編は「ステッチイデー」vol.31誌面でお楽しみください。
ここでは編集担当者を加えた3人で、お題以外のお役立ち内容もたっぷりお届けします。





刺しゅう以外にも、おもしろい針が

編集部(以下・編) vol.31本誌の対談ではフランス刺しゅう針、クロスステッチ針のお話でしたが、ほかにもいろいろな種類の針がありますね。

新井なつこ(以下・新) 私、クロバーの「刺し子針」を結構使います。針穴の部分のふくらみが少なくてまっすぐだから、バリオンステッチがきれいに刺せる。針に巻いた糸を抜く時にゆるまないの。

西須久子(以下・西) 刺し子針はちょっと長さもあるしね。バリオンステッチの糸がたっぷり巻けそう。

 今回の対談用に資料を集めていたら、以前にクロバーさんからいたいだいたこんなものがありまして…「クロバーニードルコレクション」です。縫い針と手芸針が網羅されています。

 なにこれ、すごい!

西 クロバーのあらゆる針が1本ずつ入っているのね。見たことのない針がいっぱい。



 だいぶ前のものみたいで、今は発売されていない商品もありますが…。

 「デュエット針」っていうの、縦に2つの針穴が並んでる。

西 あら、これ知らない? 2色の糸を通して一緒に刺せるのよ。

 針穴が2つといえば「セルフ針」もありますよ。

 これは簡単に糸通しができる針ね。穴に糸を通さなくても、上の溝から引き下ろせばいいんだ。



西 刺しゅう用の針ではないけど、便利そうでいいね。こっちは何? 針穴がなくて、片方が細かいギザギザになってる…。

 「ほつれ補修針」です。



 え~、これいい! ループみたいに飛び出した細い糸のほつれを直せるんだ。

西 洋服をちょっと引っかけちゃったりした時にね。このギザギザにループをからませて、裏に引っ張り出すのね。

 これ…流行るんじゃない? ペットのいるお宅なんて、よく爪に引っかけちゃうじゃない。太・細の2本入り。

 あの、ほつれ補修針はだいぶ前からある商品なのですが…(笑)。

西 長年刺しゅうをやっていても、まだまだ知らないものがあるね。

 では今度は、新しい商品を。クロバーの「サクサクビーズ通し針」です。小さなビーズをたくさん糸に通したい時に使います。


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 ビーズを筒状のケースに入れたままで使うのね。本当に「サクサク」って感じでビーズが簡単に通せる。楽しい~。

西 これで糸にビーズを通しておいて、刺しゅうをする時は別の針を使うんだ。ビーズを通した糸をコーチングステッチでとめるのにいいね。






愛用のピンクッション


 今回、本誌ではピンクッションを作っていただきましたが、普段はどんなピンクッションをお使いですか?

西 私はねえ、新井さんが作ってくれたものを使っています。四角形で大きめの。

 底(後ろ側)にマグネットを仕込んであるんですよ。

西 そうなの、それが便利で! 落とした針を拾い集めたり…。

 作業途中のものを作品ごとにお菓子の缶にまとめてあるんだけど。ピンクッションにマグネットを仕込んでおくと、ちょっとくっつけておけるんですよね。行方不明にもならないし。

西 外からは見えないけど、ピンクッションにマグネットが入っていると便利ね。

 西須先生のピンクッション(vol.31の作品)、すっごくかわいい! 締切前に絶対見せてくれなかったの。

西 今回はぎりぎりになってから作り始めたから。ピンクッションに仕立てる時、中表に合わせて縫ったものをひっくり返すでしょ? リネンがかたいから角がきれいに出なくて。それでまわりによりひもをつけちゃった(笑)。

 ピンクッション、小さいですしね。私はこういうものを仕立てる時はまわりのバックステッチの際で折って、外表に合わせて巻きかがりにしています。

 ビスコーニュ方式ですね。

西 それ、いいわね! だからこんなに小さいピンクッションができたのね。私も今度やってみよう。


撮影/白井由香里



西須久子

刺しゅう作家。クロスステッチはもちろん、さまざまなステッチを用いてオリジナル作品を制作。各地で刺しゅう講師を務め、2018年10月よりヴォーグ学園横浜校にて教室開講中。著書「上手に刺せる、コツがわかる 刺繍教室」(日本ヴォーグ社)ほか多数。

https://www.tezukuritown.com/nv/g/g23428/



西須久子

新井なつこ

アパレル会社勤務後、イタリア・ミラノへ渡りデザイナーアシスタントを務める。刺しゅうは西須久子さんに師事。2018年10月よりヴォーグ学園東京校・横浜校にて刺しゅう教室を開講中。著書「超入門! スタンプワークレッスンBOOK」(日本ヴォーグ社)。

https://www.tezukuritown.com/nv/g/g20684/

https://www.instagram.com/natsuko1673/



「ステッチイデー」vol.31 (2020年4月11日発売)

特集は植物をテーマにした「ボタニカル刺しゅう」。花や葉、さまざまなタイプの図案を紹介します。このほかにも小さな贈りものや、インテリアに楽しめる実用的な小もの、ソーインググッズをテーマにした刺しゅうなど。刺し方のコツを解説するプロセスレッスンや、海外取材なども。図案集と実物大型紙つき。

https://www.tezukuritown.com/nv/g/g112251/


最新号vol.33は2021年4月11日発売!お楽しみに。


ライタープロフィール

・キルトジャパン編集部

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