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SilverSpun

2021.05.12
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ユニークな糸メーカー、Feel Good Yarnは、本物の銀(シルバー)を含んだ糸をアメリカ国内で製造しています。

SilverSpunの誕生

オーナーはローリー・ガニエという女性で、彼女は毛糸業界で働いていたとき、シルバーとコットンの混紡というトルコの糸に出合いました。輸入して販売しようと考えましたが、コストを考えて一旦はあきらめざるを得ませんでした。けれどもこの「銀を含んだ糸」というアイデアは、その後も頭の片隅に残り続けました。輸入できないなら作ればいい。彼女は友人から、ノース・キャロライナ州大学テキスタイルカレッジにあるラボの話を聞き、ラボマネージャーに会いに行く算段をつけました。ラボでは最新機器による糸紡績が可能で、そこからアメリカ国内産のコットンに、銀そのものを混ぜ込んだ糸「SilverSpun®」が生まれたのです。

手編み糸として、なぜウールでなくコットンとの混紡なのか? 「アメリカのニッターの間では特に、コットンはあまり評判がよくない素材。特に手触りと見映えが良くなるように加工したものは、編んだものが伸びてしまうことが多い。そういう状況を変えたかったというのが理由のひとつね」というのが彼女の答えでした。

オーナーのローリー・ガニエ

SilverSpunの特質とは

Feel Good Yarnの最初の糸SilverSpun®Sportは、丹念に梳いたコットン87%、ナイロン5%、3%のスパンデックスに、シルバーが5%含まれています。スパンデックスがコットンの糸に伸縮性を持たせ、シルバーがバクテリアによる臭いを抑える作用を持っています。さらにシルバー素材の持つ伝導性のおかげで、スマートフォンなどのタッチスクリーンに使用できる手袋を編むこともできます。この糸は靴下や手袋などの小物にとても適した特質を備えているのです。Sportsのほか、同じ組成でもう少し細いSockがありますが、SilverSpun®Silkという、スパンデックスを含まず、17%のシルクを混ぜた、ショール向きの糸も生まれました。

混紡する前のシルバーとスパンデックスの糸

どの糸もコットンと銀の糸というイメージからは想像できないような、驚くような軽さと、手触りのよさを兼ね備えています。カラーバリエーションは、現在ではすべて草木染で作られるようになりました。一見してナチュラルな色合いの糸には、実は高度な先端技術と古来の染色が溶け合っています。

SilverSpun®Sock

(白)コームドコットン87%・シルバー5%・ナイロン5%・スパンデックス3%

2oz. / 450yds

SilverSpun®Silk

(ブルー)コームドコットン70%・タッサーシルク17%・ナイロン7%・シルバー6%

4oz. / 800yds *写真は2oz.

ライタープロフィール

・Tricoquelicot /鳥古繰子(とりこくりこ)

編み物がインターネットを通じて広がり始めた頃から毛糸に目覚め、以来世界中から糸と情報を収集。国内外の編み物と糸の「旬」を追いかけている

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