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「人」-Creator vol.1-

2020.07.30
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高 聡文 Soubun Taka

鮮やかな色づかいと本金の輝き、九谷焼 “色絵金襴手” の人気作家をご紹介します

陶芸家(九谷焼伝統工芸士 光崖三代) 「九谷焼上絵付 色絵金襴手講座」講師

日展、日本伝統工芸展入選。国内外での個展多数

 

~健やかに大らかに自然に溶け込み土を媒介として、自分自身も虚無の世界へ溶け込ませる~

ご自身の作品づくりを表した言葉です。




■和と洋の融合にオリジナリティを加えて

 

九谷焼-花詰-


九谷焼における「色絵金襴手」とは明治に入ってから誕生した技法で、和絵の具と洋絵の具を用いて山水画や花鳥画を彩色し、さらに金彩を施す絢爛・優美な画法です。その品格ある美しさは「ジャパンクタニ」と称され、パリ万博をはじめとしてヨーロッパで大流行しました。

 

全体を大小の花で埋め尽くす“花詰め”、白や多色の絵の具を盛り上げる“盛り”、地色の上に細かい点描を打つ“粒(ちぶ)”といった伝統の技に、モダンな感性を融合させる高聡文先生の作品は、確かな技術力と洗練されたフォルムで、見る者を魅了します。



■卓越した技術とチャーミングな人柄

 

九谷焼-筆使い-


個展では殆んどの作品が完売する人気作家でありながら、大らかで飾らない明るい人柄、細やかな心遣いで、教室では受講生の笑顔が絶えません。作業の速さと的確さには職人としての矜持を、朗らかな語り口からは豊かな感受性と包容力を感じさせるのが、先生の魅力と言えるでしょう。

多彩なモチーフをまばゆいばかりの色彩で表現した作品群に出会えるのが、いつも待ち遠しい作家です。

 

「九谷焼上絵付 色絵金襴手講座」についてはこちら







KilnArt編集チーム

ライタープロフィール

日本キルンアート協会 STAFF・KilnArt編集チーム

日本キルンアート協会 STAFFは、KilnArtの様々なクラフトの講座企画や商品企画を通じ、作家やメーカーなどとのネットワークが自慢のチームです。
これまでの知識や実際の作品制作も手掛けてきた経験をもとに、皆さまにKilnArtの愉しみを紹介していきます。

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