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磁器絵付けの種類・技法

2021.07.19
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陶磁器に絵を描く「絵付け」には大きく分けて3種類の技法があります。
それぞれの焼成温度などが異なるため、技法ごとの転写紙や絵の具などを使って描きます。





下絵付け


素焼き後の素地に絵付けをし、その上から施釉して焼成する技法で絵は釉薬で覆われます。

主な特徴は、焼成後の色合いが柔らかな雰囲気であること、焼成前後の発色が異なることです。

絵付けの上から施釉されているので、表面は滑らかで摩耗や退色がありません。

作品提供/岩永純則






イングレーズ


釉薬の上に絵付けをし、高温で焼成して釉薬の中に色を沈み込ませる技法です。

下絵付けと同様の特徴があります。シンクインとも言われます。

作品提供/戸田揖子







上絵付け


本焼き後の釉薬の上に絵付けをする技法です。ポーセラーツも上絵付けの技法の一つです。

特徴は、焼成の前後でほぼ同じ焼き上がりの色が楽しめることと、磁器絵付けとしては、比較的低温で焼成することです。

作品提供/今井幸子



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KilnArt編集チーム

ライタープロフィール

日本キルンアート協会 STAFF・KilnArt編集チーム

日本キルンアート協会 STAFFは、KilnArtの様々なクラフトの講座企画や商品企画を通じ、作家やメーカーなどとのネットワークが自慢のチームです。
これまでの知識や実際の作品制作も手掛けてきた経験をもとに、皆さまにKilnArtの愉しみを紹介していきます。

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