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最終回 お題「これまでを振り返って」

2022.09.07
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ステッチイデーの人気連載「ステッチ&トーク」。普段から親交のある刺しゅう作家の西須久子さんと新井なつこさんがひとつのテーマを元にそれぞれ作品を作り、おしゃべりするこのページも、今回が最終回となりました。対談の本編はvol.36の誌面でお楽しみください。ここでは編集担当者を加えた3人でお送りします。
撮影/白井由香里


脇道にそれてばかりの4年間でした


編集部(以下・編) これまで連載、お疲れ様でした! 作品や対談の内容について、まわりの方からはどんな反応がありましたか?

新井なつこ(以下・新) 刺しゅう教室の生徒さんは、連載の作品をよく作ってくれますよ。同じものを作りたいって言われる。

西須久子(以下・西) 生徒さんもだけど、手芸店や教室のスタッフの方が「読んでますよ」って言ってくれるの、うれしかったね。

 東京駅近くのお店「手芸の越前屋」さんにはいつもお世話になってるんだけど…連載の作品の布を選ぶ時は特にね。

 そういえば、連載ではお2人共通の布を使った作品が多かったですね。編集部としては別々の布でもよかったのですが、どうやって布を決めていたのですか?

 クロスステッチ用のリネン以外は…西須先生と、越前屋の社長さんが「あうんの呼吸」で(笑)。例えば「タペストリーウールで花を刺したい」って言うと、社長さんが「じゃあ、コレ!」って提案してくれて。

西 見たこともない布(編集部注・第7回の作品で使用・グローブフローバー)が出てきたんだよね。ざっくりした布。でもタペストリーウールで刺してみたら、これがぴったりだったの!

 あとね、この「番外編」に入りきらなかった分は何を話していたのかってよく聞かれる。

西 楽しくて3~4時間くらいは平気でおしゃべりしちゃうもんねぇ。

 4年間、脇道にそれっぱなしですよ!

 今回は新井さんの学生時代に、お母さんが作ってくれたお弁当の話が出ましたね。

 友達にも分けろって、焼きおにぎりを15個、20個と作ってくれるのよ。それをアルミホイルで包むんだけど、なぜか20個を1列に並べてあるから、長~いの。銀の棒みたいなお弁当で、金属バット抱えて通学してるのかって。

西 アハハハハ。焼きおにぎり、おいしそう。それも母の愛だねえ。


新井流・ポンポンの作り方


西 新井さん、第7回の作品でタペストリーウールで作ったポンポンをつけたでしょう。あれの作り方を聞いて、なるほどって思ったの。

 教えてください!

 小さいポンポンを作る時は、指2本にぐるぐる巻いちゃうの。巻いたら中心を結ぶ時に、ミシン糸を使います。ミシン糸は針に通しておいて、中心をぐるぐる巻いてギューッと引き絞る。絞った中心に針を刺して、さらに絞ってから玉どめします。

 ミシン糸を使うと、中心を小さくしっかり固定できるんですね。作り方ページではなかなかそこまで説明できないから…。

西 私、巻いたのと同じタペストリーウールで結んでたわ。今度からミシン糸でやってみよう。

 最後に、ちょっとは役立つ話になったかな?


第7回の新井さんの作品より。


西 最近しみじみ思うけど、歳を重ねてもできる趣味があるのっていいよね。刺しゅうに出合えてよかったって思う。

 手を動かすと気が紛れますしね。よく「針に糸が通らなくなって…」って言われるけど、穴の大きな太い針を使って、クロスステッチの布目も大きいものを選べばいいんですよ。年齢に合わせて、作るものや素材を変えていけばいい。

西 布や糸のバリエーションもあるからね。第6回「視力の低下」でも話したけど、今はいい道具もいろいろあるし。ルーペとか老眼鏡を積極的に使えば、まだまだ刺しゅうはできると思う。

 これからも、末永く刺しゅうとおしゃべりを楽しみましょう!


ライタープロフィール

Editor・ステッチイデー編集部

刺しゅう誌『ステッチイデー』編集部です。刺しゅう全般、クロスステッチが大好き。

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