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夏
ニットマルシェ vol.29
巻頭は「この冬の主役 色を着るニットコーデ」と「羽織るカーデと着るショール」の2大特集。その他に「冬こもの夏こもの」「秋色、リブニット」「レトロかわいいグラデ糸」「ふわふわもこもこで何編む?」など、すぐに編みたくなる小物作品&やさしく編めて着映えるウエアが満載。人気のお勉強企画は「糸始末」がテーマ。...
ヘアピンレースのマーガレット
U字の編み機に糸をかけてループを作り、かぎ針を使ってとめていくヘアピンレース。ブレード状の編み地を円形につなぐモチーフは、内側をまとめるときに糸や色をかえると可愛いアクセントになります。段染め糸と単色、形は2種類、色は3色使ったモチーフを交互に並べ、台形のケープに仕立てました。
ピンクのヘアピンレースプルオーバー
ループを交差させたり、まとめたりと、ブレードを円形につなぐ方法も、バリエーションに富んでいて飽きることがありません。ループ部分は編んでいないので、糸本来の持ち味が生き、ふわふわモヘアの柔らかな感触もそのまま楽しめます。ラメの入った糸で、上品な輝きもプラス。
クンスト編みの花モチーフプルオーバー
かけ目と減目の絶妙な組合せから編み出される憧れのクンスト・レース。少ない目数から展開されるパズルのような模様図に、腰が引けてしまう初めてさんも多いはず。まずは、複雑すぎない花モチーフを編んでみませんか。リズミカルに編み進められたら、しめたもの。編まず嫌いも治るはず!
モチーフつなぎのベージュ系ボレロ
中心から対角線状に広がる、つなぎやすい四角い形のモチーフが新鮮です。少し複雑な模様になってくると、慣れるまで、途中まで編んで休めておくのが心配になるクンスト・レースですが、かぎ針で最終段の目をまとめながら隣のモチーフをつないでいくタイプのボレロなら、安心して編み始められます。
ベージュ系の前あきジャケット
極細のシェットランドヤーンで編まれた、、緻密で繊細な透け感が魅力のシェットランドレースですが、難易度が高いものは、なかなか使う気になれないもの。適度な太さの糸で編む易しい模様&レース部分はまっすぐ編めるこのジャケットなら、デイリーに活躍してくれそう。後身頃は安心のメリヤス編みです。
レースのショール
伝統的なオールド・スパニッシュレースのようなインパクトのある模様は、3回巻きのドライブ編みを13目一度にして編んでいます。強い印象を残してくれるレースのショールは、いろんなシーンで活躍するおしゃれの味方。まっすぐだから、新しい模様を編んでみるのにもぴったりのアイテムです。
台形ボックススカート
小さな花咲く配色が可愛い、前スリットがスタイリッシュな台形ボックススカート。糸を切らないで編み進むのが特徴の連続編みモチーフですが、1段めの小花モチーフを先に編んでおき、2 段めと3 段めを連続モチーフ編みで編んでいくことで、こんな配色も可能に。パズルのようでおもしろいですね。
連続モチーフのプルオーバー
小さなモチーフが並ぶキュートな編み地にひとめぼれ。1段で編めてしまう小さなモチーフで編んだ、ツートンカラーのプルオーバーです。4 桁を数える小さなモチーフたちを1枚ずつ編んで→糸を切って→つなげていたら、できあがった後に待っているのは膨大な糸始末。連続編みモチーフを考えた人に感謝!
連続モチーフの2Way ベスト
長方形の編み地にモチーフをつながない箇所をつくり、腕を出したり、頭を出したり。配色もモチーフも、編み地もふたつのベストは、ボタンでとめて2 枚の編み地を合わせれば、いろいろに着こなせます。もちろん、お好きな方の1枚をショールとして使っても。小モチーフは2段、大モチーフは5段編めば完成です。
ポンポンつきショール
揺れる編み玉がチアフルなショールは、四角いモチーフを台形につないでいます。大きなモチーフに見えるけれど、長々編みと三つ巻き長編みで構成されているので、1枚のモチーフはたったの3 段。編み図を眺めていると複雑そうだけれど、仕組みが解ればすいすい編めます。トライしてみて!
ピンクと水色のプルオーバー
春の装いといえば、さわやかカラーのコットンをイメージできます。今回注目すべきは素材です。裂き糸のような表情と合わせ、ふっくら感が際立つ糸で、まさに旬。全体を透かし編みにし、ディテールはミックスカラーのうちの1色で編んで統一感を出します。