パッチワークの基礎のキソ 第1回 型紙を作る
キルトジャパン2019年4月号から連載した、「パッチワークの基礎のキソ」では、
パッチワークの初心者や、基礎を復習したい経験者に向けて、矢沢順子さんにパッチワークの基礎を教えてもらいました。
連載の内容を少しずつお届けします。
第1回 型紙を作る
1、定規を準備します。平行線や角度線、方眼の線入りの定規は正確な製図に欠かせません。短い定規は細かい線を引く時に、長めの定規は直角や、30度や60度の線を引く時にも使います。円定規は花芯を書く時にも活躍。画材専門店で購入できます。
2、製図には1mm方眼紙がおすすめ。くり返し使いたい時は、製図した線を透明のパターンシートに写して型紙を作ります。またはユポに直接製図しても構いません。ユポはアクリル製で、紙よりも強いのが特徴。アップリケにはパターンシートを使います。
3、細い線が書けるように芯が硬めのHBを使います。先をとがらせた鉛筆のほか、シャープペンシルでもOK。書くたびに芯が回転して先が削れて出てくるクルトガを使うと常に細い線を引けます。消しゴムのかすは羽ぼうきで払うと汚さずきれいに。鉛筆のデッサンの時に使われるもので画材専門店で購入できます。
4、直角の線を書きたい時は、2本の定規を使います。1本目の定規の線を紙の端に合わせて水平の線を引き、もう一本の定規を垂直に当てて直角の線を引きます。
5、アップリケの型紙は、図案の上にパターンシートを重ねて写します。線の上をカットしたら型紙のでき上がり。
細かい図案のカットには短い刃先のはさみを使うと小回りがききます。
ライタープロフィール
・キルトジャパン編集部